PC作業がメインの仕事で、かつ在宅ワークをおこなっている人も少なくないだろう。私もその一人で、基本的に年がら年中、在宅で仕事をしている。在宅ワークは集中できる人と、そうでない人に分かれそうだけど、私は前者で、ふつうに集中できるタイプ。お陰で想像以上の時間を、デスクと椅子に費やしてしまうのだよ。
ちなみに私の話だけど、メインの仕事もこのブログも、ひたすらにタイピングしていることが多く、それが仇となり、元々悪かった腱鞘炎が悪化してしまう羽目になってしまった。
そこで、長時間のタイピングでも手の負担を軽減できそうな、「パームレスト」なるものを導入。
そもそも薄型キーボードにパームレスト入れんのかよ。って思うかもだけど、手が痛いから試さずにはいられなかったのよ。
仰るとおり、そもそもパームレストはHHKBとかKeychronとか、厚みのあるキーボードの手負担対策かもしれない。だが気にせず続けていく。
結論、MXパームレストの導入により、長時間のタイピングが恐ろしいほど楽になった。先日、5時間くらいぶっ通しでタイピングしていたことがあったんだけど、手の痛み方がかなり改善されてて、正直驚いている。
但し、高さや形状によっては逆に手が死ぬこともあるから、そこも含めて実体験で解説していこうと思う。少しでも参考になれば嬉しい。というわけで、いってみよう。
人によるかもだけど、とにかくタイピングが多い人(Webライターさんとか)は、パームレストの導入は吉となるはず。というわけで、いってみよう。


ロジクール MX パームレスト|MX10PR


MXパームレストは、あのロジクールから発売されている、長時間のタイピングから手の負担を軽減させることを目的とした製品。薄型キーボードにフィットする作りだから、一見すると必要なのかと疑ってしまうほどの薄さなんだけど、実際有ると無いでは大きく違った。そんなMXパームレストだけど、実際のサイズ感が概ね下記。
縦幅 | 65mm |
横幅 | 429mm |
厚み | 8mm |
重量 | 186g |
厚みと縦幅は妥当
厚みが約8mm、縦幅が約65mmで、可もなく負荷もなく普通に妥当な感。


これ以上縦幅が大きいと板みたいになるし、逆に細いと手に当たるポイントが集中し過ぎて血が止まりそう。


厚みも同じく、これ以上分厚くなると手への負担が大きくなり、無事に手が文鎮化して死ぬ。厚み8mm、縦幅65mmは、妥当だと感じる。
横幅はフルサイズキーボード
横幅は429mmなので、フルサイズキーボードの設計。私が今使っているのは同じく、ロジクールのMX KEYS for Macってキーボードなんだけど、それの横幅も429mm。


とはいえ、テンキーレスキーボードで使えない、といったことはない。幅が足りないならいざ知らず、足りている分には全く問題がない。


見た目の割にそこそこ重量がある
重量も186gと、そこそこの重さを発揮している。ただまぁ、持ち運ぶわけでもないから、ぶっちゃけ少しくらい重さがある方がよい。


MXパームレストとICOSSOリストレストの違い|比較


ここではMXパームレストを導入する前に使っていた、ICOSSOリストレストと比較形式で見ていこうと思う。
結論、厚みがあるのがICOSSOリストレスト、薄いのがMXパームレストなんだけど、この厚みが使用感の全てと言ってよい。厚み違いは、恐ろしいほど使用感に影響がある。
導入時は厚み選択で失敗しないよう、気を付けてほしい。ちなみに、もうお分かりだと思うけど、私は完全に失敗したパターン。
そんなMXパームレストとICOSSOリストレスト、両者のサイズ感は下記。
ICOSSO リストレスト | MX パームレスト | |
---|---|---|
縦幅 | 72mm〜84mm | 65mm |
横幅 | 440mm | 429mm |
厚み | 22mm | 8mm |
重量 | 122g | 186g |
キーボードタイプ | HHKB/Keychronなど | MXKEYS/CRAFTなど |
縦幅と横幅
縦幅および横幅については、ICOSSOが少し不整形だから違いがあるように見えるが、手が当たる部分、そしてフルサイズキーボードと同程度の横幅と、両者同じくらい。


違いとしては、全てがフラット形状なMXパームレストに対して、ICOSSOは場所によって形状が違う。あと、MXパームレストに比べてICOSSOリストレストの方が、ほんの少しだけ長い。が、殆ど誤差。


重さはMXパームレストが64g重い
見た目の割には、MXパームレストの実のつまり具合が伺える。外見からすると、どう転んでもICOSSOリストレストの方が重そうだけど、まさかの64gも違いがあった。


MXパームレストの186gに対して、


ICOSSOリストレストは122g。64gもICOSSOリストレストの方が軽かった。
とはいえ繰り返しになるけど、そもそもパームレストは持ち運ぶわけでもないからあまり気にしない。逆にそこそこ重さがあった方が安定するんじゃねーか、とも私は思ってる。
結論、縦幅、横幅、重さに関しては、ぶっちゃけそこまで使用感に変化はない。それより厚みが全てを担っている。
一番の差は厚みで使用感もココが大きい
もうパームレスト、リストレストは厚みだけの問題で、如何に使用しているキーボードとの高さに合っているかが重要。コレ以上でも以下でもない。
元々腱鞘炎の手痛で、パームレストの導入を決めた私なんだけど、当初はある程度高さがあって、手の支えにもなった方が楽そうって思ってたのよ。
それで初めは、厚みのあるICOSSOリストレストを導入したんだけど、最初は「あー、意外と楽かも?」って思ってたんだけど、長時間タイピングしてるとそれが間違いだったことに気付く。


そう、こんな感じで、手を支えて使ってた。でも、重力の関係なのか何なのか分からないけど、長時間タイピングの後、手の怠さがエグくてね。重しでも乗せられてんのかって感じになった。
流石に少し分厚いくらいで、そこまで差はないだろうって思ったのは間違いだった。あと高さがある方が楽だと思ってたことも違った。


一応ポジション変更とかもしてみたんだけど、結局どこもスッキリこなくて、こりゃいかんってことで、純正のMXパームレストに変更した感じ。


逆にHHKBとかREALFORCEとか、厚みがあるキーボードだとMXパームレストのような薄いのは合わないと思う。
ちなみに厚みのあるキーボードの方が、パームレストの種類も多く、選択肢も増えるんじゃないかな。あと、木製がよいとかも聞くね。


MXパームレストを生かせるキーボード


結論、MXパームレストを最大限生かせるのは、なんといっても同ブランド、ロジクールのキーボードかと思う。具体的には下記2種類のキーボードなら、間違いなくフィットするはず。なぜなら、同じブランドがフィットするように考えて設計しているから。
- Logicool MX KEYS|MX KEYS for Mac
- Logicool CRAFT
MX KEYS for Macの詳細は下記の記事でまとめているので、合わせてチェックしてみてね。








その他、薄型キーボードなら概ね使用できると思う。例えば、Magic Keyboardとか。


- Apple純正 Magic Keyboard JIS配列
- Apple純正 Magic Keyboard US配列




具体的には、キーボード本体手前側(スペースキーの手前)の厚みが5mm前後のキーボードならフィットしそう。
薄型キーボードにパームレストは無くてもよいけど、あると違う
HHKBとかKeychronと違って、薄型キーボードにパームレストは不要だと思ってしまうのは仕方ない。私も使ってみるまでは「こんな薄っぺらいもん挟むだけで、本当に変わるのか」と、正直なところ半信半疑だった。


ところが実際に使ってみると、冒頭のとおり恐ろしく効果を実感できたのが現実。しかも私の場合、初っ端に分厚目のリストレストでミスってるから、その感動は、より大きかった。


2,000円くらいでこの楽さが手に入るのは、嬉しいコスパ。
薄型キーボードなら手の痛みがないなら、正直パームレストなしでも問題ないとは思うけど、あるとやっぱ違う。
MXパームレストは長時間タイピングでも疲れにくい


これは私の話になるけど、「MX KEYS for Mac」と「MXパームレスト」を組み合わせた結果、5時間を超えるタイピングをしても手の痛みは以前のそれを大きく下回る形になった。
もちろん万人に当てはまるとは言わないけど、少なからず私みたいな本業もタイピング、ブログもタイピングといった、ライティングメインで、かつ薄型キーボードを使ってる場合は、恩恵に与ることができそう。
ロジクール MX パームレスト|導入で腱鞘炎対策も考える


私は既に腱鞘炎になってしまっていて、何をどうしても痛いものは痛いため、少しでも改善できるモノはないかと、常日頃からデスク環境を含め、いろいろ考えている。
なので別に今腱鞘炎じゃないあなたは、そこまで神経質にならなくてもよい。と、考えるかもしれない。しかし、腱鞘炎を舐めてかかってはいけない。いつ襲ってくるか分からないから。
なった瞬間に後悔するのだよ。
なので大丈夫な今のうちから、極力負担を減らせる対策を施すことが大切。とくにパームレストなら2,000円くらいで手に入るから、私には導入しない理由がなかった。お試しでいけるから。
兎に角、少しでも自分に合ったデスク環境を作って、少しでも負担を減らしてほしい。ってとこで、この記事を締め括ろうと思う。











