長時間デスクワーク。その殆どは座ったままで、身体に毒だと思いつつも、やっぱ座りたい。なぜなら、楽だから。しかし背に腹はかえられないから、スタンディングデスクを導入した。
ところが、スタンディングデスクを導入したにも関わらず、なぜか「やめた」って人もポツポツいるみたい。たしかに、立ったままの作業は疲れるし、足も痛くなるもんねー。
それでも私の場合、スタンディングデスク導入前と比べて、導入後は圧倒的に楽になってしまったので、今回は「それが一体、なぜなのか」を、お伝えしようと思う。ちなみに、スタンディングデスクは、選ぶ種類とか使い方で、効果も変わる。
スタンディングデスクをやめたって聞いて、導入するべきか悩んでたり、どんなタイプにするか検討している場合、参考にしてもらえると嬉しい。というわけで、いってみよう。


結論、スタンディングデスクは導入しても後悔しない。但し、疲れなければ。
スタンディングデスクを導入して後悔するケースって、恐らくだけど昇降式ではないデスクを導入して、永久に立ったままになってしまったか、昇降式だったとしても、ただただシンプルに疲れたからかなと。


当然、立つのってしんどいし、私もどっちかって言ったら座ってたい。ただ、そこはスタンディングデスクの選び方と、立つときの使い方で疲れにくくできちゃう。
私も実際、スタンディングデスクで立ったり座ったりして作業してるけど、正直むっちゃ快適よ。理由は繰り返しになるけど、シンプルに疲れないように立ってるだけ。
とはいえ、疲れないように立つってなんやねん。ってなると思うので、続きます。
スタンディングデスクは「立ちたいときに立ち、座りたいときに座る」が最適解。
そもそもスタンディングデスクの目的なんだけど、立って作業するために導入するのか、気分転換で立てるために導入するのかってところで、選ぶデスクも変われば、その後にも大きく影響が出ると思ってる。


私は基本、座って作業するんだけど、「気分転換で立ち作業もできるように」って導入した。
つまり、ずっと座って作業してる日も普通にあるのだよ。
兎に角、スタンディングデスクはあくまでも補助で、気分転換に立つようにすればよいのよ。立ちたいときに立ち、座りたいときに座る。これが最適解だと思う。健康面を考えるなら、シンプルに運動するのだよ。
ただ、そのためには任意で体勢を変えられるデスクでないといけない。というわけで、スタンディングデスクの選び方、いってみよう。
スタンディングデスクの選び方その①|昇降式×電動が吉
気分転換をするためには、任意で体勢を変える必要があるね。だから、昇降式デスクが必要。昇降式なら、好きなときに任意で高さを調整できる。ちなみに私の場合は、FLEXISPOTっていう電動昇降デスクを導入してる。そうです、よく聞く有名な「あれ」です。


結果的には満足で、電動式ってのも正解だった。手動で上げ下げは、シンプルに面倒くさい。だからと言って、FLEXISPOTに絞る必要もないよ。昇降式なら好きなメーカーを選んでね。
ただ選ぶときは、最低高さは60cmくらいまで下げれるタイプで、天板の大きさは幅140cm/奥行き60cmくらいから検討した方がよいと思う。
スタンディングデスクの選び方その②|最低高さと天板の大きさ
繰り返しになるけど、スタンディングデスクの高さと天板の大きさは、
- 最低高さは60cmくらいまで下げれるタイプ
- 幅は140cm、奥行きは60cmくらい
から検討した方がよい。人にもよるけど、やっぱちょっと窮屈になると思うから。
というのも、私のデスクがそうで、絶妙に窮屈なのだよ。
私のスタンディングデスクはちょっと窮屈
ちなみに私が導入したFLEXISPOTは、EF1ってタイプでちょっとお安いの。


天板のサイズは幅120cmの奥行き60cm。奥行きは、まぁ、よしとして、横幅がもう少しほしいと感じてる。


横幅120cmの環境が、こんな感じなんだけど、ちょっと窮屈でしょ。PCは13インチだから。やぱっりちょっと、うーんって感じ。横幅は、最低でも140cmほしいかなと感じてる。
問題は昇降範囲の方なのよ。正直、最低高さが高くて、微妙中の微妙よ。
昇降範囲は60cmくらいまで調整できるタイプを選択すべき


私のデスクの昇降範囲は、71cm〜121cm。最低高さが高いのがネック。E7モデルなら58cmから調整可能。お値段は張るけど、こっちにしとけばよかったと全力で後悔してる。


しかもあろうことか、実際は脚の分がプラスされて、デスク表面になると74cmくらいになるという。ちょっと高いのよー。ちなみに一般的なデスクは、多分下記のような感じで、70cmくらいが多いと思う。


結局、上っ面までが74cmだと、椅子の高さを上げることになってさ、椅子が上がるから足置きも必要になってって感じで。天板は最悪、買えばよいけど、高さに関してはきつい。しかも上げる方ならまだアレだけど、下げるのはどう転んでも無理。だから昇降範囲は、60cmくらいまで調整可能なタイプを選んだ方がよい。
以上が、私が思うスタンディングデスクの選び方です。他にも選ぶポイントはあるかと思うけど、昇降範囲と天板サイズで、最低限の担保はできるかと。
スタンディングデスクを使ってみて良かったところと注意したいところ(メリット・デメリット)


さて、ここからは私がスタンディングデスクを使用して感じた、良いところと悪いところのお話。今、スタンディングデスクには、割りと大きなメリットを感じてる私だけど、デメリットもあるっちゃあるから、そこも含めて見ていってもらえればなと。
良かったところ(メリット)


まずはスタンディングデスクの利点だけど、気分転換ができるを筆頭に、主に下記のような利点があると感じている。
- 気分転換になる
- 集中力が持続する
- 腰痛、肩コリ対策
- 眠気対策になる
- 高さを低く出来る(私のは無理)
いつでも体勢を変えて気分転換ができる
昇降式デスク最大のメリットと言っても過言ではない、と思うのがここ。デスクで作業するときは、もはや座るか立つかの二択。一般的には、そのどちらかになることが多いから話がややこしい。ずーっと同じ姿勢ってのは、心も身体も負担が大きい。ところが、立てることで気分転換になる。ここはマジで大きい。
気分転換できることで集中力が持続する
リフレッシュされることで、集中力も持続しやすくなると感じてる。私は普段、毎日10時間以上はデスクの前に居るんだけど、スタンディングデスク導入前と後では、明らかに集中力の持続が変わった感がある。個人差はあるだろうけど、私が感じるなら、他人も感じるだろう理論で押し通すことにする。
腰痛や肩コリ、首コリがマシになった
元々腰痛持ちで、肩コリ、首コリが酷いんだけど、スタンディングデスクにしてからは症状の現れる頻度が減った。少なからず動きがあるからなのかは分からないけど、減ったのは減ったから、私からしたらメリットよ。シンプルに運動した方がよいって意見はごもっともなので、軽めにスルーしてくれ。
眠気対策によい
とくに昼飯の後って、眠くならない?私だけ?兎に角、私の場合。飯食ったら直ぐに眠たくなるのだよ。しかも強烈に。もはや座ろうもんなら、モニターにヘディングする恐れがあるからヒヤヒヤもんよ。ところが、立つとかなりマシになったのよ。これはメリットでしょ!但し、「私は立ったまま眠るんだぜ」って場合は、この限りではないので注意。
デスクの高さを低くできる
選ぶ昇降デスクのタイプによる(私はミスったのだよ)けど、一般的なデスクより高さを下げられるのはよい。スタンディングデスクってくらいだから、立つことを想定するイメージなんだけど、昇降式なら逆もしかり。私は身長175cmなんだけど、それでも今の74cmって高くて微妙。だから、デスク高さを下げられるのはメリットだと思う。
注意したいポイント(デメリット)


対してスタンディングデスクにおける欠点は下記。
- 足痛が起こる
- 集中しすぎて同じ体勢のまま続けてしまいがち
- 場合によっては腰痛等々が悪化することもある
どうしても足が痛くなる
スタンディングデスクは部屋の中で使うことが殆どだと思うんだけど、立ってると足の裏が痛くなってくるんよね。例え短時間でも、繰り返すと徐々に痛くなってくる。仕方ない部分ではあるかもだけど、一応デメリット。まぁ、スリッパ的な履物で解決できるから、どうしてもってときはルームシューズ買う。
集中して同じ体勢で作業を続けてしまい、結局疲れる
メリットで挙げた集中力が持続するって話なんだけど、集中が持続してしまって、つい同じ体勢で続けてしまうことがある。それで結局、疲れる。流石に本末転倒だから、基本的に作業するときはタイマーで時間を測って、強制終了するようにしてる。25分で5分休憩の例のやつ。ポモドーロにこんな使い方もあったのかと、ちょっと感激している。
立ち姿勢によっては腰痛、肩コリが悪化する可能性もある
ここもメリットで挙げたんだけど、あくまでも私は改善されたって話で、姿勢とかの問題で悪化する可能性もあるっちゃある。なので、立つことで改善を目指すんじゃなくって、そもそもストレッチや運動する方がよいってことやね。私だけの話ならともかく、万が一の可能性もあるから、デメリットにも入れとく。
メリットがデメリットを生み出すこともある。だからスタンディングデスクは補助なのだよ。全てを懸けてはいけない。とはいえ、デメリットは補えることも多い。
スタンディングデスクは選び方と使い方で効果も変わる


スタンディングデスクは立つためのデスクではなく、気分転換で立てるためのデスク。つまり補助。
バッチリ使いこなして、快適な環境を手にしてほしい。といったところで、この記事を終わりたいと思います。それでは、また次回!




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